今月、当社は既存のお客様から特注の波形板パッキンを受注しました。通常、波形板パッキンの高さは200mmですが、今回のお客様のご要望は305mmの高さで、専用の金型が必要となります。
お客様からブロック間の結束方法についてご質問をいただきました。当社は、オリフィスプレートの補強方法について、まず溶接を行い、その後結束バンドで結束するという、美しく強度のある方法を動画と写真で説明しました。お客様からは、当社のプロフェッショナルな対応に感謝の意を表していただきました。
また、板厚以外にも、従来品と完成品が異なることがわかります。従来のオリフィスプレートの波形板は、板厚0.12~0.2mmの薄板でエンボス加工されていますが、64Y波形板は0.4mmの厚板でプレス加工されています。板厚の関係で、64Y波形板にはエンボス加工が施されていません。64Yモデルの厚さは自動溶接機が使用できないため、手溶接による完成品となっています。以下は完成品の写真です。
金属波板パッキンは、主に石油化学工業、肥料工業、天然ガス精製、製錬などに使用されます。例えば、石炭化学工業(コークス工場で粗ベンゼンを回収するためのベンゼン洗浄塔)、エチルスチレン分離、高純度酸素製造、プロピレンオキシド分離、脱ブタン化装置、シクロヘキサン回収、ガソリン分留、常圧・真空精製などの装置中間体など。
投稿日時: 2024年9月25日